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そっか。3年経ったんだ

2012年6月20日。
朝っぱらから 倒れた。
あれから3年。

そっか。 3年経ったんだ。

そして 未だすべて3年前のまま。

もともと引っ越しの荷物も片付かないまま 日々の暮らしに埋もれていた。

元々家族4人の自営業。
そのうち 父がいきなり亡くなり、母も無理がきかなくなっていた。
実質 弟と2人で足掻いていた。

すでに先の見えている稼業。
後を継ぐものも、継がれることも必要とされていない。
不安定な契約で続けてきただけ。
嫌でも幕引きを考えざるを得ない状況。
それすら日々の暮らしに追われていって
ただ、それは暗いモヤとして片時も心から離れることはなかった。
言葉にはしないまでも 弟の負担は相当だっただろう。
心も身体も。
ただ、ワシより若い分だけ持ちこたえていただけ。
男だから、って矜持だけ。

(母ももう動けない)
(このまま続けても何も残らない)
(いつ 決断しようか)
言葉にしないだけで お互いの心の中の 不安のモヤモヤ は否応なく黒く大きくなっていた。

それが呆気なく 解消した。

いつも通り 目覚めて……立ち上がれない。
何度かトライ。
とにかく 足に力が入らない。
体を支えるはずの 腕にも力が入らない。
(うわ~。貧血ってスゲー)
(午後に病院探さなきゃ)
そんなことを思っていたら
あら?耳が遠くなってきた。
まるで 水に沈んでいくように
下から上に聴こえなくなってきた。
(ヤバい!これは経験したことない!!)
(これは病院探してる場合じゃないぞ)

「おかーさーん。耳が聞こえなくなるから今のうちに救急車呼んで」

今なら 仕事場からワシを迎えに来る弟も間に合う。
この時間なら もう近くに来ているはず。

ごめんなさい。
救急隊のみなさん。
ワシを運び出すのは大変だと思う。
でも、ココ2階だから、許して。
ただ、道から一番奥の入り口なんだけどね。

慌てて119してる母をよそに そんなことを考えてた。
だって 百貫デブ(←死語は承知)超えの肥満体なんだよ、ワシ。
本当にごめんなさい。

タイミング良く、弟と救急隊到着。
後の事はこれで心配なくなった。
後はヨロシク。

結局 隊員の1人の方に 背負われて救急車へ。

救急車に収まったワシは
(どっかに着くまで寝てよう。どうせ耳聴こえないし)
隊員の方が色々呼び掛けをされているんだけど 全く聴こえない。
「キ コ エ マセ ン」耳を指してそれだけ伝える。

はなっから (どうせ 病院に行く) って思ってるから呑気に構えていた。
普通だったら 隊員さんの呼び掛けに応えようとして聴こえなくても顔を見ようとするはずなのに。
自分の失礼さにドン引きだよ。

救急隊の皆さまには 重ね重ね申し訳ありませんでした。

そんな経緯でワシは救急の人になった。