ぷー

ぷーは30才のまま。
とろけるような笑顔と信じられない我慢強さで最後まで頑張ったね。

どんなに思い返しても ぷーに辛いだけの仕打ちをした私だよ。

病気のことも 自分が動けなくなってどれだけ酷いことをしていたかわかった。
思いやりも無さすぎだった。
いつも言ってくれてたように きっと回復してぷーの底力を見せてくれるって勝手に思ってた。
回復するには 力 が必要だったのにね。
ぷーの中の力をブーストしなければいけなかったのに その力を私が削いでしまったんだね。

ごめんね。
許して、なんてムシがいいよね。
なのに、変わらずにいてほしいって願ってる。
もうとっくに身軽になって 私のことなんて流していて当然なのに。
そうであってほしいって 本当に思ってるのに 変わらずにいてほしい とも本当に思ってる。

好きな食べ物を並べていたら
二人で食べていたものが浮かんできて
辛くなったよ。

ぷーを亡くして 少しだけどぷーへの気持ちが変わった。
もう遅いのにね。

もう愛想も尽きて 私のことばなんて届かないだろうけど。

ぷーが私のそばに居てくれて 気持ちを寄せてくれた色々なことが 今の私を支えてくれているよ。
折に触れて 思い出させてくれる幸せな色々にあらためてぷーの心を浪費した自分の罪に気づくよ。

ぷーが私を忘れても 私はずっと忘れないよ。
優しい想いをありがとう。
もう 何も煩わされずに安らかに。

次に会えるときはもっと成長した私でありたい。
傷つけてごめんね。
ありがとう。